熱い胸騒ぎ

しがないサラリーマンの日々の出来事を徒然なるままに書いてゆきます

それでも僕は間違える

こんにちは

 

引っ越しをした関係で先週は大変バタバタしていたのでブログ更新が出来ませんでした

 

これからは週一更新を頑張ります!

 

さて、今年の目標の一つは毎月一冊本を読むことでした

 

今月読んだのは『仕事のミスが絶対になくなる頭の使い方』(宇都出 雅巳)です

 

タイトルに惹かれて買ってしまいました

 

僕自身、今の仕事は2年目なのですが、いまだにミス連発でポンコツっぷりを存分に発揮しています

 

仕事術系の本をいくら読んでもミスがなくならない、ポンコツすぎる僕を救ってくれる一冊であると信じて、藁にもすがる思いで購入

 

きっと魔法のような解決策を用意してくれているんだろうなぁ♪ とこの本を読み始めると初っ端で

 

「ミスを完璧になくすことはできません!」と

 

えぇ……

 

こんなんタイトル詐欺じゃないですか!

 

と思いましたが、最後まで読み終える頃にはこの主張にも納得

 

まず、人間の脳の特性上、ミスはどうしても起こってしまうものだと認識することが大切らしいです

 

このことをしっかりと自覚した上で、少しでも、脳が引き起こす間違いを防ぐための工夫を講じていくべきなのです

 

筆者は、仕事をする上で起こるミスを、

モリーミス、アテンションミス、コミュニケーションミス、ジャッジメントミスに分類しています

 

この中でも特に、忘れっぽく注意散漫になりがちな僕は、メモリーミスとアテンションミスについての章を重点的に読んでゆきました

 

モリーミス(記憶違い)

 

対策: 忘れる前提に立ち、メモを活用する

 

人間の脳は、情報を一時的に保管するワーキングメモリというものがあるそうです

 

そしてこのワーキングメモリに貯蔵できるのは7プラマイ2の事柄まで

 

さらにこれらは、覚えたと思った直後に急速に忘却されてしまいます

 

次から次へ情報が飛び交っている職場内では、どんなに「よし、覚えた!」と思っても、ワーキングメモリの特性上、速攻で忘却の彼方へ追いやられ、「あれ?なんだったっけ?」とド忘れが起こってしまうのです

 

筆者曰く、ワーキングメモリは鍛えようと思っても鍛えられるものではないため、もう諦めて忘れる前提でいた方がいいと言っています

 

そして、メモリーミスの対処法は、仕事の基本でもある「メモをとる」ことだそうです

 

メモなんて当たり前じゃないかと思ったりもしましたが、とりあえずテキトーにメモをするのと、ワーキングメモリの特性を知った上でメモをとるのとでは大きく違うような気がします

 

また、筆者はメモの形式には拘らなくていいと言っています

 

あくまで目的はワーキングメモリの節約なわけなので、メモの型にとらわれる必要はないようです

 

加えて、メモは紙に書き出す基本形以外にも、外部記録装置というものがあるそう

 

例えば、上司に頼まれごとをされた際に、関連書類を見える位置に置いておくなどもメモとしての役割を果たしているとのことです

 

僕にも、「これはメモ取るほどでもないし、覚えていられるだろ」とタカを括って痛い目を見たこともあるので、これからは自分の脳を過信せず、メモ魔になろうと思います

 

アテンションミス(うっかり不注意)

 

対策: 注意力のマネジメント

 

完璧だと思って作った資料が誤字脱字だらけで上司に突き返されるのは、僕にとって日常茶飯事です

 

人は物事をちゃんと見ているようで見ていません

 

人は不安や心配事があったりするとワーキングメモリが圧迫され、注意力が散漫になるのです

 

僕たちは注意力という限られた資源をしっかりとマネジメントしていく必要があると筆者は述べています

 

例えば、資料作りをする場合

 

どこに注意を向けるか、あらかじめルール化し、チェックリストなどを活用すること

 

ルールがちゃんと決まっていれば機械的にやれるのでワーキングメモリの節約になります

 

また、見直しをする際に、注意の方向性(数字の正当性、誤字脱字、文脈、レイアウトなど)を変えながら行うといったことも有効だといいます

 

何か気になっていることがあって集中できないといった時は、まず頭の中の情報を紙に書き出し、一旦忘れる

 

未完了事項があるときは、まずそれを完了させることに集中する

 

などなど、とにかく頭をクリアにした状態で仕事に臨み、ミスが起こる前提で見直しを何度もすることがアテンションミスを減らすコツのようです

 

今回取り上げたのは一部のみですが、もちろん他にも多くの方法が本書には紹介されています

 

本書には、筆者も述べているように、特別目新しい手法が書かれているわけではありません

 

しかし、ミスを引き起こす脳のしくみをよく理解することで、これからは自分のミスをある程度客観的に見れるようになる気がします

 

ミスが起こるのは仕方のないことと割り切って、少しずつ本書の仕事術を日々の業務に取り入れていきたいと思います