熱い胸騒ぎ

しがないサラリーマンの日々の出来事を徒然なるままに書いてゆきます

仕事よりもお金よりも大事なこと

こんにちは

 

『「働き方」の教科書 人生と仕事とお金の基本』(出口 治明著)を読みました

 

出口治明さんといえば、ライフネット生命の創業者として有名ですよね

 

現在は立命館アジア太平洋大学の学長をされておられるようです

 

これまで数多くの仕事やお金にまつわる著作を出されていて、僕もこの方の本から人生設計やお金の使い方についてたくさん学ばせてもらいました

 

今回の本では、各年代でどのような働き方をすべきか、そして僕たちはどのように生きるべきか、ということが出口さんの豊富な経験談をもとに語られています

 

なかでも印象に残ったのもの

 

 

仕事は人生の3割

 

僕たちサラリーマンは、とにかく仕事というものに振り回されて生きています

 

仕事がちょっとうまくいかないと、「俺の人生はもう終わりだ…」なんて思えてきちゃうものです

 

でも感情論を抜きに数字で考えてみると

 

1年のうち仕事が占める時間は多くて3割程度

 

つまり、仕事というのは人生において「どうでもいいこと」だと言えます

 

人生というのは、仕事を除く残り7割の時間をいかに充実させるかが重要なのです

 

食べて、寝て、遊んで、子供を育てる

 

人生はあくまでこれら楽しい時間がメイン

 

この当たり前の事実をしっかりと意識していれば、仕事がどうこうといって頭を悩ませることも少なくなる気がしますね

 

 

やりたいことは死ぬまでわからない

 

20代は「自己実現」という言葉に囚われ過ぎていると出口さんは言います

 

若いうちから市場価値のあるスキルを身に付け、「なりたい自分」になるんだと意気込んでいるひとは多いですし、僕自身よくそんなことを考えたりします

 

でも、若者は自己実現なんて考える必要はないし、自分が本当は何をしたいかなんてのらどうせ死ぬまでわからないと

 

出口さんでさえ、生命保険業界に入ったのはたまたま偶然で、何か成し遂げたいことがあった訳ではなかったそうです

 

「この職場で本当に成長できるのか」

 

「自分にこの仕事は合っていないんじゃないか」

 

こんな余計なことは考えず、若いうちはとにかく、与えられた環境に感謝し、誠実に仕事をこなすことに集中すべきだといいます

 

仕事を変えるのは30代以降でも遅くはないです

 

若いうちはとにかく焦らず、コツコツと仕事をこなし、社会人としての基礎基本を身につける

 

そして、死ぬときに「そこそこやりたいことをやれた人生だったなぁ」と思えれば勝ちなわけですね

 

人生は悔いなし、遺産なし

 

これはこの本のなかで一番印象に残ったフレーズです

 

僕はまだ20代ですが、漠然と不安な将来のために、やりたいことを我慢し一生懸命に貯金をしてきました

 

今を犠牲にして頑張っていればいつか報われると信じて

 

でも人間いつ死ぬかわかりません

 

いろんな体験をして、いつ死んでも悔いはないと言えるようなチャレンジングな毎日を送るべきです

 

日本はとても恵まれた国なので、一度や二度と失敗したところで、どん底に落ちるなんてことはありません

 

巷では老後に何千万円必要だとか言われていますが、そんなに貯めたところで大金を残して死ぬだけです

 

細かいことは気にせず、しっかりお金を使っていろいろチャレンジをして、人生を遊び尽くす

 

そういう生き方をしていれば、きっと悔いなく死ぬことができるでしょう

 

 

 

この本を読んで、仕事やお金に対する不安が少し軽くなった気がします

 

仕事のことであれこれ悩んだり、一生懸命お金を貯めるよりも、まずはプライベートをしっかりと充実したものにする

 

この意識を忘れずに、平凡な日常を少しずつ豊かなものにしてゆきたいです